2023年1月30日
造作インテリアを計画しよう! 2016.03
造作工事とは
建築現場で大工さんがつくる家具と
同様の役割をするものの現場施工のことを言います。
具体的に言えば、カウンター収納棚、
飾り棚などのニッチなど。
時には既製品の箱状の収納と組み合わせ
ユニット家具のように作ったりもします。
造作工事のよいところは
店頭の家具と違い現場で合わせるので
スキマなく作ることができます。
見た目が美しいだけでなく収納量が多かったり、
コストの面でも大きいものであれば
家具よりも安価にできることもあります。
デメリットは工場生産の家具の段階で家具を買うのか、
造作するのかを決断することで
後から出てくる家具の出費をコントロールできます。
間取りの段階で“どこで何をするか”という動線と
“どこをフォーカスポイントにするか”を決め
造作するかしないかを決めます。
造作工事費と家具の価格を比較しつつ
自分の金銭感覚でもって見極めるわけですが、
ここは気合を入れて早いうちに決断しましょう。
きちんと計画することで
家のインテリアの完成度は全く違います。
後まわしにすると後で“やっぱり…”となりますよ。
LDKなどは“箱物”と言われる
収納の造作工事をしっかりしておけば、
後から購入するものは“脚物”とよばれる
ダイニングセットやソファ、リビングテーブル位しかありません。
インテリアの色彩計画も
変に色数が増えることなく、
スッキリとまとまります。
造作工事をしっかり計画することで
インテリアのボリューム、色彩、
資金の計画もしっかりとコントロールできるはず。
“家具を後から買う”のも楽しみですが、
なかなか自分の思うものと出会えないこともあります。
造作工事、早めに計画することで
とっても楽になりますね。