省エネ性能を測る数値C値、UA値 2018.08
9月の新モデルハウスオープンに先立ち
またまた省エネルギーな家について
考えていこうと思います。
ZEHはゼロエネルギーハウスのこと。
ゼロと言う以上、見えるもの比較できるものは数字しかありません。
その数字はどうやってできてるのか、ちょっと解説。
まず「C値」 これは簡単に言うと
家のスキマ面積の事です。
この数字を出すには
1邸1邸現場での測定をしないことには
正確な数字は出てきません。
閉め切った家に室内へ圧力をかけることで
スキマから空気が抜けるのを測定器で測ります。
どれだけ断熱性能を上げても
スキマがたくさんあっては熱はどんどん逃げる。
「C値」 とは家の気密性を表す数値です。
単位は…
すきま面積 ㎠ ÷ 延床面積 ㎡ = ㎠/㎡
数値は小さい方が気密性が高い
隙間が小さいということです。
そして「UA値」は家の保湿効果レベルを表す数字です。
この数字は断熱性能と厚みから算出される設計値です。
「外皮」と呼ばれる、外壁、床、壁、窓...
それぞれに決まった計算式で
建物から逃げる熱量(w/k)を計算して外皮全てを足し算した合計w/kを外皮面積の合計(㎡)で割る。
なかなか細かく大変な計算…。
単位は
建物から逃げる熱量w/k ÷ 延床面積 ㎡ = w・k/㎡
もうちょっとUA値の話になるとわかりにくくなりますが…
これも数字が小さいほうが
外皮から逃げる熱量が小さいので
耐熱性能が高いということになります。
なぜこの2つの数値が必要かと言うと、
どれだけ断熱性能が高い材質でつくられた家でも
スキマが大きいと熱はダダ漏れ。
だから気密性と断熱性で家の省エネルギー性能を評価するということなのですね。
さて9月にオープンするモデルハウスは「C値」を測定したり、「UA値」を計算してBELS(省エネ性能表示)を取得したりしています。
超ZEH…?
詳しくは9月号へつづく...