これはお客様より良く受ける質問です。
一般的には南道路付きで接道距離の長い土地は
ツボ単位も高いので良い土地なのでしょうね。

でもね…。
本当に良い土地は人それぞれだと思います。
家を建てるために土地を買うのですから、
自分の住みたい家が建てられる土地であれば
よい土地だと思います。
そう考えるとちょっと土地選びが楽になると思います。
でも何か基準を作るとしたら…
今回は予算で考える
良い土地を考えてみようと思います。

住宅を色々見て歩くとだんだん、
どこの住宅会社がどれくらいの予算で
自分の住みたい家を建ててくれそうか
なんとなくわかってきます。

そんな会社があれば
だいたいの総工費を確認してみてください。
それと並行して自己資金の把握、
銀行で事前調査をして
住宅ローンで借りられる額を調べておきます。

(自己資金＋住宅ローン)－(総工費＋諸費用)＝土地の価格
この金額内で買える土地が良い土地ですね。

この予算だと南向きではないとか
土地が小さいと思うのなら、
ちょっと郊外に出るのも悪くない。

利便性の高いエリアにこだわるなら
土地が小さくても家づくりで頑張ってくれる
パートナーを探すのが良いです。
小さな土地でも住まい方を工夫したり、
考え方を少し変えて家づくりをすれば、
とても住み心地の良い家は建てられると思います。

私の経験上、限界はありますが見向きもされない土地が
家の建て方でとても魅力的になったことは多くあり、
優先順位をちゃんとつければ
予算にあった良い土地を買うことはできます。

土地だけを見て買うと予算に合わないことはよくあり、
なかなか決心がつかず
チャンスを逃がす方も多くいらっしゃいます。
そんな時は予算で絞って土地を選び
家は設計でがんばって、
トータルで自分の家づくりを成功させたなら、
その土地は“良い土地”といえるのではないでしょうか。