2世帯住宅について考えよう! 2017.09
ちょっと前までは2世帯住宅を建てる方々に
嫁側のあるあるを語っていた私ですが
(私は主人の両親と2世帯住宅で住んでいます。)
近頃、子世帯よりも親世帯との年齢が近くて。
皆様、私と2,3年しか変わりません。
そんな親世帯との2世帯住宅を建てる家づくりのお手伝いをしているとどちらの立場もよくわかる…。
今のお母様、お父様、体力だけでなく
気持ちもお若く、若い人たちと大きく変わらない。
寝室もベッドで寝るから和室じゃない。
年齢は高くても“老人”とは言えない人ばかり。
ですから家づくりのアドバイスをするとしたら
老若男女だれもが住みやすい
ユニバーサルデザインと言われる住まいをつくれば良いのです。
“老いる”ということばかりを気にするのではなく
子供も大人もと考えれば
“2世帯”という特別用語は必要ないと思えてきました。
“家族がオールOK”ですね。
そして暮らし方について言うなら
“嫁と姑”ではなく、
“共同生活”で自分のことは自分でやる。
それぞれの暮らし方をじゃませず助け合う。
ちょうどいい距離がわかるのは3~5年後。
はじめはわからなくていろいろありますが、だんだん慣れてくる。
細かいことは気にせず慣れるのを待ちましょう。
お互いに理解するのでもなくあきらめることかと思います。
家庭、家族の中では“素”がでるもの。
お互いの“素”を明らかに見ることがあきらめること。
自分の思い通りにしようとしないこと。
そうやっているうちに一緒に居てくれるだけで
“ありがたい”なんて思えてくるんじゃないかな。
“こんな私ですみません。”
“いつもありがとう”と思えてきます。
ちょっとウソっぽいですか?
でも20年一緒に住んでいると、実家より、住んでいても楽に感じています。
自分の家ですね。
2世帯同居とは、“優しく気楽な共同生活”に
成り得るものだと思います。