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岐阜本店 未分類

つらすぎるんですけど…。

 

 

今日は今年中で一番泣いた。

 

45歳のおばさんですが、

 

恥ずかしげも無く、

 

動物病院でボロボロ泣いてしまった。

 

 

現場の近くの道路に

 

仔猫がうずくまっていて動かないと

 

職人さんから聞いて、猫好きの私は大変だと思って見に行った。

 

もちろん、すぐ病院に連れて行くつもりで箱とタオルを用意して。

 

 

現地に着いたら、子猫が座って私のほうを見ていた。

 

うちの猫と同じキジトラのかわいい仔猫。

 

私は、「あっ、思ったより元気なのかな?」と思った。

 

でも、その後下半身をひきずって物陰に隠れた。

 

「やっぱり、ひどいんだな…。とにかく病院に連れて行こう…」

 

仔猫は簡単に捕まった。

 

箱の中でも暴れることも鳴く事も無くおとなしかった。

 

病院に行く車の中で「ダメかもしれない…でも、意外と大丈夫かも」

 

いろいろ思いながら車を運転していた。

 

 

病院に着いて、先生に診せると

 

「ごめん、この子は助けられない。」と言われた。

 

その一言で身体が震えて、涙がボロボロ出てきた。

 

「おしっこもウンチも自力でできないし、

 

小さすぎて管も通せない。

 

置いておけば、やがて死んでしまうよ。

 

今でも膀胱がパンパンで苦しいんだよ。

 

安楽死させてあげるのが、

 

この子は一番楽だと思うよ。」

 

 

ほんの30分ほど前に逢った仔猫の寿命を

 

私が決めるのか…。

 

もう、涙がとにかくボロボロ出てきて止まらない。

 

どちらにしても最後は私が仔猫の亡骸を処理することは間違いない。

 

 

何時間か苦しい思いをさせるのか、

 

静かに眠るように逝かせてあげるのか…

 

「おねがいします。」

 

言ってしまった。

 

もう、涙がぜんっぜん止まらない。

 

 

仔猫は静かに眠るように逝った。

 

 

動物病院の先生が言った。

 

「たかが仔猫の命と思うけど、

 

なんのために生まれてきたのかって、

 

こういう子を見ると思うけど、

 

縁あって、あなたのところに来たのだから、

 

ちゃんと、最後まで面倒見てくれて

 

ありがとう。

 

この子は、カラスに食べられたり、

 

何度も車に轢かれなくてよかったよ。」

 

またまた、滝のように流れる涙。

 

 

次に生まれ変わって来るときは

 

しあわせに長生きできますように。

 

 

仔猫の生まれてきた意味は

 

仔猫自身にはなかったかもしれないけど、

 

私にとっては何か意味があって、

 

このつらい気持ちを消化するために

 

私はいろいろと考える。

 

命について、人について…いろいろ

 

 

ごめんなさい。

 

今日は仕事に身が入りません。

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