岐阜本店 最近の出来事
ひさびさ30年ぶりMOA美術館 Part②
もう3月になってしまったのに…
1月の話の続き
30年ぶりのMOA美術館です。
エスカレーターを上がるといよいよ本館
ヘンリー・ムアの彫刻。王と王妃
「ああ、これ、私が女子大生の頃からここにあったわ…」
あの時も作家の作品は360度どこから見ても
形が本当にきれいだなあっと思ったことを思いだしました。
彫刻から上を見上げると
大きな階段
ちょっとこれは記憶にない
多分、当時はあまり建築に興味がなかったから
こんなに大きい建物に
こんなに沢山の石を使ったら、
鬼程、建築費掛かるとか。
そんなことは思わないから覚えてないのかな。
この入り口の扉もそう。
めちゃくちゃでかい扉
今はこういうものを見ると
どうやって搬入したのかな~とか
取付はどうやって?とか、おいくら万円?とか
色々思ってしまうから、非常に記憶に残る。
大人になったのね。
年始早々なので
尾形光琳の「紅白梅図屏風」
フラッシュたかなかったら撮影OK
調子に乗って撮影したらフラッシュ切れてなかった!
動揺しましたが、気を取り直してしっかり鑑賞。
よく見ていると枝1本1本まで
エネルギーを感じる作品
方向にも迷いがない。
思わず、うわあああと呟いてしまう。
尾形光琳で何とも言えない緊張感を感じました。
もはや野々村仁清の「色絵藤花文茶壷」はトドメ。
360度 隙の無い構図。
ちょこっとくらい、「あ、やっちゃった…」とか無いのね。
息を呑むって感じの緊張感。
さっきの尾形光琳とはまた違う。
今日は情緒がある意味不安定な一日となった。
涙がでたり。緊張したり。
これは良いことなのか?
よく身体の関節の可動域を広げるために
いつもより大きく肩を回したりするのと似ている。
感情も普段より大きく動かすようにしていたら
もっともっと色々感じられるココロになるのかな。
ということで、ひさびさのMOA美術館
美術館の変化もさながら、自分の変化にも気づき
いい休憩となりました。