お役立ち情報
塗装工事。金額だけで決めないで!
リノベーション担当の岡松です。
本日、塗装工事が完了したH様邸の工事を通して、
塗装工事を考えている皆様にお伝えしなければいけないことが
たくさんあるなぁと感じたのでお伝えしますね。
ほとんどの方は飛び込みの塗装業者さんに
「お家の塗装がチョーキングを起こしています。塗り時ですよ。」
とか言われて初めて自宅の再塗装の必要性を知る人がいます。さらに
「コーキングがボロボロですよ。放っておくと雨漏れしますよ。」
とか言われたりして、不安になり考える人もいるのではないかと思います。
実際、飛び込み業者さんの言っていることは間違いではなく、脅しでもありません。
①外壁の表面に白く粉が浮いてきて、触ると手が白くなる
②サイディングの繋ぎ目のコーキング剤がひび割れたり剥がれたりして隙間ができている
これらは塗装の劣化具合を見てお家を守るために再塗装をするための目安です。
コーキング切れて外壁が反ってます。
バルコニーのサイディングを貼り替え
H様は塗装の目安を知らず、20年以上塗装をしていなかったとのこと。
隣近所が塗り替えをして、その業者から声を掛けられて不安になり当社に相談をしたという次第です。
その業者の見立ての通り、外壁の塗装の白化が進み、雨漏りはしていませんが、
コーキングが劣化しサイディングが反って一部割れていました。
こうなると塗装をしてもひび割れは進行していくので一部の外壁を貼り替えることになりました。
もっと早く塗装をしていたら…
外壁が割れることなく、外壁を貼り替えなくて済んだかも…
このタイプの外壁塗り替えのタイミングは10年~13年位で、
コーキングが完全に割れる前にやっておくと良かったのではないかと思います。
実は私の自宅も同じくお金が用意できず、もうちょっと…なんて見て見ぬふりをしていたら…
外壁がベキベキに割れて20年目に一部を貼りかえることになりました…。残念。
ちゃんとお家を見てあげて、必要なタイミングで塗装をしなくてはね。
そして、ここで大切なことは塗装工事の見積と工事内容についてです‼
ネットの一括見積で安いところを探すのも方法のひとつかもしれませんが…
品質は比較しようにもよくわからないですよね。わかることは金額くらい。
そこで気を付けるべきポイントをお伝えします。
業者さんの選定については
まずは事前の調査をしっかりやり現状を把握し、適した材料を提案できる
経験と知識が豊富な業者さんであることは絶対だと思います。
これはお話しすれば…わかりますよね。きっと。
そして見積の内容ですが、塗装の金額を決める要素は
①塗装材料が何なのか(シリコン、フッ素、無機など)
②下塗り・中塗り・上塗りの工程を守っているか
③塗料に対してメーカーの指示通りの希釈濃度を守っているか
④コーキング剤の材質(グレード)による耐久性の違いが説明されているか
これらによって金額が変わります。
これらがしっかり記載され、それぞれの説明や比較ができることが基本です。
塗料メーカーの指定店になっているところは、工程や希釈濃度を守って施工するので
品質を保証できる塗料も扱っている場合があり、より安心かと思います。
金額だけで決めるのは絶対やめた方がいい。
塗装は塗ってすぐはとりあえずキレイになるので…
工程を省かれても、塗装を薄められても年数が経たないとわからない…
早く塗装面が劣化するのに気付くのは何年かしたのちですからね。
現在の塗装材料は耐久性の高いものがたくさん出てきています。
仕上がりも多種多様です。
塗装工事は高額なので金額だけで決めることをしがちですが、
必要な工事がしっかりできて、長持ちするところを選ぶことで
結局、再塗装までの時間を稼ぎメンテナンスコストを少なくすることができるのではと思います。
高額な工事だからこそ、見積内容をしっかり理解して選ぶことはとても大切。